2005年12月07日

[0823 ホーチミン(25)]

第92回。
戦争証跡博物館のようすです。

ではどうぞ。

戦争証跡博物館は、番号順にプレハブのような展示場所をめぐるという施設だった。
施設と施設の間には、米軍機であろう、本物の戦車や戦闘機が野ざらしで展示してある。
一応、さわらないでください、という注意があるが、別に仕切りや柵があるわけではないので、客は平気で寄りかかって記念撮影をしていた。

観光客は、そのほとんどが白人であった。
初め僕は、彼らはどんな気持ちでここに訪れるのだろう、と不思議に思った。
いわば、原爆ドームや広島平和記念館に、アメリカ人が来るようなものではないか。
それが決して悪いこととはいわないが、戦闘機の前でピースサインして記念撮影をしているのである。

これはどうか。
彼らがアメリカ人でなかったとしても、地元の人は快く思わないのではないか。

と思いながら、手始めに一番近くにある展示場に入る。
そこは、ベトナム戦争の写真展と、各国の反戦活動のようすを展示した場所だった。
スコールがあった後だが、中にはいるとむっとする熱気で、中は扇風機が回っているだけ。
写真は白黒で、あからさまな負傷者が多く、かなりグロテスクだ。
写真の内容と気温で、エイコはすっかり参ってしまっていた。
扇風機の前で、首振り機能と同期して動いている。

反戦活動の展示には、日本語のものもあった。
「アメリカはベトナムから撤退せよ」「ベトナムに平和を」などと書かれている。
そのほとんどが共産党系の青年団や、「赤旗」のものであった。

他の展示場では、ベトナムの歴史を順に追えるものになっていたり、米軍のようすなどがやはり写真で紹介されていた。
日本語の説明がないので、英語を一生懸命読んだが、いまいちイメージがわかない。

番号順に回らなかったので、時代やテーマがとびとびだったからも知れない。

エイコのガマンが限界だったので、一番大きな2階建ての建物に入ろうと言った。
クーラーが効いていそうな気がしたからだ。
(続く)

エイコはこういうの本当に退屈らしいです。


posted by molten at 11:08| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Jet-Ragメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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