夕食と、その後の話です。
ではどうぞ。
心残りだったお土産もすべて購入し、後は夕食である。日本でも入ったことのないタイプのお店でした。
最後はちゃんとしたベトナム料理店に入ろうと、近くにあった「ベトナムハウス」というそのままのレストランに入ってみた。
中は暗くて、高級そうなイメージだったが、とりあえず席についてビールを注文し、メニューをみる。
コース料理のようなものもあったが、写真を見てとりあえず1品ずつ注文する。
やっぱりベトナムでは春巻きを推しているようで、色々な種類があった。
何を食べたかよく覚えていないが、ビールを結構飲んだのと、料理はまあ、普通だったのを思い出す。
そして、用意していた夕食用のドンでは足りず、ドルを追加して払い、外に出たが、度の記録を書き込んだ地図を忘れてきてしまって、あわてて取りに戻ったことなどは覚えている。
夕食を済ませてあとはホテルで待機か、と思ったが、まだ1時間ほど時間があった。
エイコは2次会に行こうとさわぐ。
ホテルの近くに「チュー・バー」と書かれた店があることを思い出し、そこに行ってみることにした。
ちょっと外観が暗く、怪しい気がしたが、酔っていたのでかまわず入店する。
入ってすぐ、明らかに水商売系のお姉さんが出てきて、僕を見た後、後から入ってきたエイコをみてちょっとぎょっとした。
しかしすぐさま女の人が3人ほど出てきて、小さなスペースに案内され、メニューを渡し、注文を聞いてきた。
明らかに男の人が、一人で入る店だった。
そしてメニューをみると、ベトナムに数日いただけの僕らでもわかる、法外な値段だった。
ゼロが二つぐらいちがう。
すっかり酔いがさめた僕は、女の人にカタコトの英語で「入る店を間違えた」と平謝りをし、エイコをつれて逃げるように外に出た。
奥から、腕っ節の強そうな男の人が出てこなくて、本当に良かった。
(続く)