職業柄、例年あまった問題がもらえるのですが、今回は「国語」の問題はもらえませんでした。
理由は、「著作権の関係」だそうです。
今回は小説の問題として、松村栄子「僕はかぐや姫」が出されました。
たぶん作家側が、「問題を回収してくれ」と言ったのだと思われます。
ちなみに、このページにあらすじが載ってました。
松村栄子「僕はかぐや姫」に関するページ
女子校の文芸部で、自分のことを「僕」と呼ぶ主人公の話でした。
そういうのを「ボク女」っていうそうです。気色悪いです。
著作権法第36条第1項では、試験問題として著作物を複製するのは、その特性上、著作者の許可を取らなくて良いことになっています。
ただし、試験後に著作物(問題)を複製して販売などをする場合には、問題作成側と、著作者の承諾を売る必要があります。
しかし、問題用紙そのものをもらってはいけない、とするのは、どの法に触れるのかわかりませんでした。
今までそんなことはなかったのに、理解に苦しみます。
受験生も回収させられたのでしょうか?気になるところです。
新聞や、予備校のサイトには問題が載っているのに、本物がもらえないというのはどうなんでしょう?
今日はちょっとしたグチでした。