1999年の1月31日、肝不全でなくなっています。
61歳になったばかりでした。
ジャイアント馬場といえば、その足の大きさを表した「16文」が有名ですが、「文」とは、一文銭である「寛永通宝」の直径、0.8寸のことを指す言葉です。
0.8寸は、およそ2.4p(1寸=3pで計算)なので、16文は、38.4pということになります。
確かに、大きいですね。
しかし、この「16文」には、ある誤解が関係しているようです。
ジャイアント馬場は、その足の大きさから、現役プロレスラー当時は、日本製の靴では間に合わなかったらしく、アメリカ製の靴を履いていました。
アメリカの靴のサイズは例えば、26.5pなら「9」、27pなら「9.5」など、号数で書かれており、ジャイアント馬場の靴には「16」と書かれていました。
それをみた日本のマスコミが「16文」だと勘違いし、そのまま報道、定着したものだといわれています。
つまりジャイアント馬場の足のサイズは、「アメリカサイズの16号」=31.5pだったことになります。
しかし、公称では馬場の足のサイズは33.8cm。
とても16号の靴は履けません。
文で換算するなら、「14.08文」です。
アメリカサイズなら、馬場は「22号」あたりを履かないといけなくなります。
「16文」=38.4pだと大きすぎる。
「16号」=31.5pだと小さすぎる。
正確には、「14.08文キック」か、「22号キック」と呼ばなくてはいけません。