江戸時代、桃の節句にはひな壇に人形だけでなく、金魚鉢に入れた金魚を飾るという風習があったことに由来するそうです。
なんとなく、ひな壇に飾られた金魚鉢にタマが襲いかかってめちゃくちゃになり、ワカメが号泣する、という「サザエさん」のエピソードが浮かんでしまいました。
「タマだってひな祭り」の3本です、といった感じでしょうか。
「金魚鉢 危機一髪」
「ワカメ 号泣する」
ところで、去年イタリア・ローマでは、「金魚鉢で金魚を飼うこと」が法で禁じられたそうです。
理由は、全面ガラスの球体である金魚鉢の中にいると、金魚に失明のおそれがあるからだとか。
太陽光線がレンズ効果で金魚の目を焼く、ということでしょうか。
確かに、直射日光下で、完全な球体の金魚鉢に、水草も入れずに透明な水を入れて、金魚が球体の中心に留まれば、そういうこともあるかも知れませんが、金魚だってバカじゃないんですから、何とか対処すると思うんですけどね。
金魚鉢で、不安定なひな壇に飾るなどという行為は、今のローマの人からみたら不謹慎きわまりないかも知れません。