視力検査で用いられる「C」の記号がランドルト環ですが、これはその大きさによって、切れ目の幅が異なります。
そして、幅1.5oの切れ目を、5m先から判別できる能力を視力「1.0」とし、そこから、半分の幅(もしくは2倍の距離)でも判別できれば「2.0」、逆に倍の幅(もしくは半分の距離)でやっと判別できたなら「0.5」となるわけです。
要するにランドルト環は、「C」の大きさはあまり関係なくて、空いている部分の幅が大事だったというわけです。
ちなみにアメリカでは「C」ではなくて「E」の記号が用いられています。
これは「スネレン指標」といい、視力は、
「その人の計測距離(20フィートと決められている)/標準視力を持つ人の認識距離」で表します。
例えば、その人が20フィートで認識できた指標は、通常の視力の持ち主なら40フィート先でも認識できたものだとします。
その場合、視力は「20/40」と表現するのです。
分数になるだけで、数字は日本と同じ値ですね。
つまり、日本の「1.0」は、アメリカでは「20/20」、「2.0」の人は「20/10」となるわけです。
そして、「僕は視力が2.0なんだ」を、英語では、
I have 20/10(twenty-ten) vision.
というそうです。
使える英会話でした。