時刻表は新聞や雑誌を対象とする「第3種郵便物」に認可されていますが、第3種郵便物として遅れるのは、重量が1000gまでと決まっています。
ほとんどの雑誌や新聞は1kgもいきませんから、時刻表だけはこの制限と戦って、あれほど細かな表示になっているのだそうです。
なぜ、それほどまでに「第3種」にこだわるのでしょうか?
これはひとえに郵送料金の問題です。
普通の郵便物(第1種郵便物)として時刻表を送ると、580円の送料がかかります。
これが「第3種郵便物認可」を受けると、最高でも212円で済み、半額以下になります。
(ちなみに、「第2種郵便物」は、ハガキです)
これは、新聞や雑誌を優遇するための措置なので、新聞や雑誌にはほとんど「第3種郵便物認可」という言葉が入っています。
そしてこれは出版社が読者に送る時にだけ使える制度ではないので、例えば「古い雑誌を友人に郵送する」時にも適応されます。
雑誌を中に入れた封筒に「第3種」と明記し、中身が雑誌であると分かるように、ビニール窓をつけたり、封筒の口を少し切って開けておくなどすれば、(場合によっては)安く本が送れるというわけです。
今日はちょっと役に立つ豆知識でした。