2005年01月31日

[琴ノ若]

佐渡ヶ嶽部屋の力士、琴ノ若は「ことのわか」という四股名になってから、3度名前を変えています。

「琴の若」→「琴乃若」→「琴乃若」→「琴ノ若」です。

2番目から3番目への違いは何かというと、パソコンではわかりませんが、「若」の字を、3画の「くさかんむり」を、4画の「くさかんむり」に変えているのです。

4画のくさかんむりとは、「十十」と、真ん中がとぎれているものです。

縁起を担いで改名をすることは、力士の間ではよくあることなのですが、「くさかんむり」だけを変えるというのは、「琴ノ若」が初めてだそうです。
ちなみに、現在の四股名「琴ノ若」の「若」も、「十十」の「くさかんむり」です。

もともと「くさかんむり」は「艸」という字が省略されて「十十」になった、という説明があり、三省堂や大修館など、一般的な漢和辞典には「くさかんむり」が4画として説明がされていました。

しかし、最近になって、大修館書店の発行する漢和辞典「新・漢語林」では、一般的な慣例に従って「くさかんむり」を3画とする、という決断をします。

漢語系の権威である大修館書店のこの決断は、国語界においては非常に大きなもののようですが、「新・漢語林」編集の円満字二郎(えんまんじ・じろう)さんは、「電子辞書に搭載するにも3画、4画両方では負担が大きい。諸般の事情を考えて決断したのに残念ながら反響は全くありません」と話しているとか。

確かに、普通の人にとっては、どうでもいいことだと思います。
ただ少なくとも「琴ノ若」は、「えぇ〜!」と、驚いているかもしれません。

関係ないですが、「円満字」さん、辞書の編集が天職のようなお名前ですね。


posted by molten at 17:45| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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