中にお酒が入った「ウィスキーボンボン」などは有名です。
ボンボンショコラの中身、まんじゅうで言う「あん」のことを「センター」といい、外側、まんじゅうの皮の部分を「クヴェルチュール」というそうです。
センターは様々ですが、代表的なのは「ガナッシュ」です。
ガナッシュは、チョコレートを刻んで、そこに沸騰させた生クリームを混ぜたもので、さらにこの中にフルーツを入れたり、香料を入れたりして、様々な種類を生み出します。
先日テレビで、「ガナッシュ」という名前は、フランス語で「愚か者」を意味し、チョコと生クリームの分量を間違えて入れてしまったパティシエが仲間に「ガナッシュ!(ばかやろう)」と怒鳴られた事から生まれた、という話を聞きました。
ただ調べてみるとそんな話はなく、「ガナッシュ」とは南仏の方言で「泥のぬかるみを苦労して歩く事」という意味だ、ということだそうです。
どちらが正しいのか分かりませんが、どちらもあんまりおいしそうな名前ではありません。
ちなみに、チョコレートを溶かす時に湯煎をしますが、その時チョコに含まれるカカオバターを最適な温度で溶かし、混ぜ合わせて舌触りを滑らかにすることを「テンパリング」というそうです。
テンパリングの一般的な方法は、刻んだチョコを50℃から60℃で湯煎し、溶けたらそのまま26℃まで冷却、再び32℃まで加熱して15分ほどよく混ぜる、という方法です。
ということで、明日はバレンタインデーです。