2005年02月16日

[京都メカニズム]

今日は、1997年に採択された、地球温暖化を防ぐための国際条約である「京都議定書」が発効する日です。

京都議定書は、簡単に言えば、各国が2012年までに「温室効果ガス」の排出量を削減し、目標とする数値まで下げる事を取り決めたものです。

「削減目標」は国によって異なるものの、日本などのいわゆる「温暖化対策の先進国」にとっては、これ以上の削減が難しいために、削減目標達成のための「京都メカニズム」というシステムが認められています。

京都メカニズムとはなにか、というと、次の3つの方法で、温室化ガスの排出量をまけてもらう、というシステムです。

1.クリーン開発メカニズム(CDM)
先進国が途上国で温室効果ガス削減事業に投資し、途上国での削減分を先進国の目標達成に振り替えてしまう制度。

2.共同実施(JI)
先進国が他の先進国の温室効果ガス削減事業に投資し、削減分を目標達成に利用できる制度。

3.排出量取引
先進国どうしが削減目標達成のため排出量を売買する制度。


要するに、他の国にお金を払って、その国のガスを減らし、自分国の削減にしてしまうか、ガスそのものを他の国に引き取ってもらう事ができる、ということです。

温暖化対策に消極的なアメリカを議定書の承認国にするための作戦とも言われていますが、これでは根本的な解決はできない気がしますね。

しかも、ロシアやウクライナは削減目標に「余裕」があるらしく、先進国はその空きの部分に自分のガスを入れてもらおうと必死なようです。

ちなみにロシアやウクライナの「余裕」のことを「ホットエアー」、自主的に参加した途上国などの「余裕」のことを「トロピカルエアー」というそうです。

なんだか「おいしい」感じはしますが、これってどうなんでしょうか。ゲームみたいです。


posted by molten at 14:30| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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