前回のコメント欄ですまそうと思ったんですが、長くなりそうなので今日の記事にしちゃいます。
(あんまりここにメジャーな時事問題を取り上げるのは、好きではないですが…今回は僕の私憤がテーマなので)
まずは前回の記事への色々なコメント、ありがとうございます。
どうやら、世の中(マスコミ)は
「ジャッジは正しい。現在の判定基準ではああなる。視聴者(アマチュア)には判断しにくいと思いますが…」
という論調で行くみたいですね。
やっぱり「Kさんは悪くない」ようです。
納得いきませんね。
(僕が「Kさん」と表記するのは、今話題の個人名を出してブログの検索ヒット数を上げようとしているんじゃないよ、という意思表示です。ただそれだけです。)
仮に、Kさんがすごくスポーツマンシップのある人間で、試合前にも挑発しない、おむつもらってもキレない人間だったとしたら、さきの判定も、そんなに批判はなかったんじゃないでしょうか。
「ま、L選手には気の毒だけど、ホームびいきって事で…」という感じで。
むしろ、本格的なボクシング識者は「そんな判定は間違っている」って言うかも知れませんね。
ちなみに今は、「プロが見れば公正、素人から見たら八百長」というマスコミの雰囲気です。
でもやっぱりそれでは納得いきません。
「素人はボクシング見るな、見てもいいけど勝ち負けは判断すんな」と言っているのと同じだからです。
そんなもの誰も見たくありません。
しかも今回のすごいところは「勝った国の人間が、勝った人を『負け』だと思った」という点です。これはなぜでしょうか。
それは、彼らが「実力と人格を同一視しているから」だと思います。
「あんな底の浅そうな人間が、強いわけがない」という判断です。
これはもちろん、誤解かも知れません。
でも、そうするとT局への抗議や周囲の人間の反応はすべて、誤解ということになります。誤解させたのは誰だ、という問題になります。
話は変わりますが、ちょっと前にものすごくお金儲けして、ずるがばれて捕まったHエモンとかM上さんがいましたね。
あのとき、マスコミは「お金だけ儲ければいいという考えはいかがなものか」という論調でしたね。
やっぱり「お金を儲ける」という実力には、それなりの人格が伴うべきだと。
いま、Kさんに同じ事を言ってあげる人がいませんね。
しかも、金儲けよりももっとモラルが求められるべきスポーツの世界なのに。
それとも、これもやっぱり金儲けの問題なんでしょうか。
Kさんサイドは「次戦でL選手以上の選手を倒し、試合で批判をねじ伏せる」と息巻いています。
たぶん「実力と人格を同一視」している人々は、「こんな事を言っているやつは、次もまた負けるだろう。勝ったとしても、それは彼の実力以外のところに何かあるからだろう」と思ってしまうでしょう。
もちろん、僕もそのひとりです。
それよりなにより、解説席にも座っていた「GチンコFァイトクラブ」のT原コーチがKさんに何も言わないのが、本当に切ないです。
T原さん自身は本物だと信じたかったのです。
グチなのでこれで終わります。
今回の件を的確に予想していたブログがありました。
「TAKUの日記」というブログです。
http://taku71-diary.at.webry.info/200605/article_4.html
これは、5/24の記事です。
恐ろしいです。予言です。