俗に「ヘビが山で千年、海で千年生きると、竜になって天に昇る」という言い伝えがもとになっています。
この言い伝えには地方によって補足があり、ほとんどの地方では「山で千年住んだヘビは海に入るとタコに変身し、そのまま先年生きれば竜になる」という話になっているのだとか。
「ヘビ(1000年)→タコ(1000年)→竜」という人生(?)。なぜ「タコ」なのかわかりません。
そうすると、「今僕らがタコだと思って食べているのは『1260才のヘビ』だったりするのではないか?」という疑問が浮かんできますが、ご心配なく。
もとヘビだったタコは、7本しか脚がないのです。そういう言い伝えなのです。
多くの漁村で伝えられている「海で7本脚のタコを捕まえたら海に帰す」という習わしは、ここから来ているのだそうです。
まあでも、わりと知らずに食べちゃっている気がしますね。漁業も進歩してますし。
ちなみに、「海千山千」は「海千河千」とか「山千河千」などという同義語もあります。
こうなると、そもそも山に住んでなかったり、海に行けなかったりするヘビが出てきてしまいます。
いずれにしろ2000年は頑張らなくちゃいけないようです。