受験生はゼッケンを付けて動物園に入り、観客や試験官達が見守る中、写生するという実技試験です。
今年が初めての試みとのこと。
受験生はおよそ500人、そのうち合格者は55人で、倍率は9倍あまり。
試験官は130人体制で、ゼッケンを取り替えて「替え玉受験」をしていないか、携帯を用いて外部とコンタクトを取っていないか、などを厳しくチェックします。
また、受験生に話しかけたり、写真を撮ろうとする客にも注意をするなどの厳戒態勢の中、受験生は動き回るペンギンや象、サルの前に座り込んで筆を走らせたそうです。
これって、「写生をしている受験生」を写生したらダメなんですかね?
動いてなくて書きやすいと思うんですが。
上野動物園の園長、小宮輝之氏は、「画家になる人たちに動物のすばらしさを知ってもらい、将来、動物園の魅力を伝えてもらえれば」と話しているそうですが、どうでしょうか。
受験生は「動物園のすばらしさ」どころじゃなかったと思うし、落ちた学生は、動物園にトラウマを感じてしまうような気がします。
ちなみに結果は3月23日だそうです。
この際、合格発表は上野の東京都美術館でやったらどうでしょう?
絵画や彫刻の中に、たくみに受験番号が隠れていて、時間内に見つけないと不合格。
見つけても、「ヤッター!」等と騒いでしまったら、やはり芸術の場にふさわしくないのでダメ、とか。
…受験生の皆さん、すみません。
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