2005年03月24日

[だらしがない]

「だらしがない」の「だらし」とは、もともと「しだら」という語を入れ替えたものです。

「しだら(修多羅)」というのはもともと梵語の「スートラ(秩序)」から来ていて、「きまり」「規律」というような意味です。

「ふしだら」の「しだら」もこれと同じです。「不・しだら」ということです。

その「しだら」がない、「しだら・ない」が転じて、「だらし・ない」となりました。

江戸時代には、そのような言葉の転化を用いた俗語が多く生まれました。
そのなかで「だらしがない」などのように現在に残ったものもいくつかあります。

「山茶花(さんざか)」が「さざんか」、「新(あらた)しい」が「あたらしい」などです。

そして「縁起(えんぎ)」は「ぎえん」と読んでいたのが、「げん」に転じて、「げんを担ぐ」「げんが悪い」などの言葉になったということです。

よく「手持ち無沙汰(ぶさた)」は「てもちぶたさ」、「のべつ幕(まく)なし」は「のべつくまなし」などと言い間違えられますが、これもそのうち一般化するかも知れません。



posted by molten at 14:31| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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