2005年04月25日

[自転車税]

明治時代には、自転車にも税金がかけられていました。

1872年(明治5年)、東京都(当時は東京府)で定める「諸車税」の中に、自転車が加えられました。

諸車税とは、馬車や牛車、人力車などに、路面整備のためのお金を徴収するために定められた税金で、この年に初めて自転車が加えられ、1台が課税対象になっています。

翌年の1873年には国税としての車税にも加えられ、自転車税は国税として年1円、東京府はさらに年1円の課税が為されました。

当時の銀座の地価は坪5円。平成16年現在、銀座の地価は7200万円ですから、
自転車税で年間2円というのは、現在の2880万円にあたります。

ちなみに自転車は200円前後ですから、なんと288億円。

まあ、銀座の地価で換算するのが間違いですが、とにかく自転車というものが高価で、おいそれともてるシロモノでではなかったようです。

その後、自転車税は存続しますが、自転車の大衆化に伴って、大正時代には「自転車税撤廃運動」が起こります。

しかし、昭和に入っても自転車税はなくならず、代議士らを集めた「自転車税撤廃全国大会」等も行われました。

その後、さらなる自転車の普及と、物価の上昇に伴う自転車税の軽微化、書類手続きのコストなどが考慮され、ついに1958年(昭和33年)に、「自転車税」は完全に撤廃されます。

なんか、そんなに昔の話ではない感じです。僕の両親はもちろん自転車税を知っていたことになります。

そのうち、自動車税も撤廃、ということにはなりませんかね?


posted by molten at 20:07| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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