2005年05月19日

[ホイヘンス]

今年に入って土星探査機「カッシーニ・ホイヘンス」が土星の衛星であるタイタンに着陸、地表の写真を送信してきたというニュースがありました。

「カッシーニ・ホイヘンス」は、衛星の周りを周回する「カッシーニ」という機体と、実際に衛星に着陸する「ホイヘンス」という機体の二つからなる探査衛星です。

それぞれ、イタリアの天文学者ジョバンニ・ドメニコ・カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini)、オランダの物理・天文学者クリスティアン・ホイヘンス(Christiaan Huygens)の名前から取られています。

カッシーニは、17世紀後半から18世紀にかけて、土星の衛星を4つ発見(テティス、 ディオーネ、レア、 イアペトゥス)したことや、土星のリングには隙間がある(カッシーニの間隙:Cassini division)のを発見したことなどが有名です。

一方ホイヘンスは、カッシーニよりも前である17世紀前半、独自に開発したレンズの磨き方によって、当時の主流だった「ガリレオ式望遠鏡」よりも精密な望遠鏡を発明し、土星の輪や衛星の存在を発見した天文学者です。

二人の土星に関わる発見をした学者の名が、土星探査機の名前となっていたわけです。

ちなみにホイヘンスは、ガリレオが証明した「振り子の等時性(振り子の周期は振幅にかかわらず一定である)」ことを応用、発展させて「振り子時計」を発明した人物としても有名です。

ホイヘンスはそれまで「日時計」が主流だった時計技術に革命を起こしたとして「機械時計の父」と呼ばれているそうです。

望遠鏡といい、振り子といい、いちいち利用・改良されて、ガリレオはさぞ面白くなかったでしょうね。


posted by molten at 18:29| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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