2005年07月22日

[乙]

「甲乙つけがたい」の「乙(おつ)」という字ですが、よく「オツだねえ」とか「オツな味」などという時の「オツ」はこの字が当てられます。

これは邦楽で声の調子をあらわす「甲」と「乙」から来ています。

邦楽では、女声などの高音域を「甲の声」、男性、特に老人が発する低い音域を「乙の声」といい、そこから「趣がある」とか「渋い」といった意味で「乙」を使うようになりました。

一方高い声の「甲」は、いまでも「甲高い」という言葉で使われています。

「乙」といえば「乙女(おとめ)」という言葉もありますが、これは「をとめ」という和語に漢字を当てたもので、「をと」は「若い」、「め」は「女性」を意味していました。

「男(おとこ)」も、もとは「をと+こ」で、若い男性を意味する語で、
古来「をとこ」の対義語は「をとめ」だった、といわれています。

「乙」もいまは「おつかれ」ぐらいの意味しか無くなってしまいましたが。


posted by molten at 15:28| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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