2005年08月04日

[偕老同穴]

「かいろうどうけつ」と読みます。

中国五経の一つ「詩経」から取られた言葉で、「共に老い、死しては同じ穴に葬られる」という意味です。
転じて、夫婦が仲むつまじく連れ添うことを表す言葉です。

そして、この言葉と同じ「カイロウドウケツ」という生物もいます。

カイロウドウケツ科に属する海綿の一種で、深海に住み、海底に根を張り、身体は格子状の円筒形になって立っています。

白く美しいかごのような姿から、英語では「ビーナスの花かご(Venus Flower Basket)」と呼ばれているそうです。

詳しくはこちらをどうぞ。
カイロウドウケツ

なぜこの生物が「カイロウドウケツ」と呼ばれるかというと、カイロウドウケツのかごの中は胃腔と呼ばれていますが、その中に「ドウケツエビ」という名前の小さなエビが、必ず雌雄一対入っているからです。

ドウケツエビは、生まれてすぐにカイロウドウケツのかごの編み目をすり抜けて胃腔に入り、そこで一生を過ごします。
その時に必ず2匹入って、一方が雄、もう一方が雌になるのだとか。

エビにとっては安全なすみかですが、カイロウドウケツにとっては何のメリットもないそうで、これを「片利共生」といいます。クジラとコバンザメ、ウミガメとフジツボなどが代表的な例です。

とにかく、夫婦が仲良くやっていくのも、善意の第三者が必要だ、ということでしょうか。


posted by molten at 11:39| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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