2005年09月25日

[0819 シェムリアップ(6)]

第29回。
アンコールトムの入口の話。

ではどうぞ。

なぜアンコールワットを素通りして、先にアンコールトムへ向かというと、それぞれの遺跡の向きが大きく関係している。

アンコール遺跡群は、それぞれ東西南北を意識した作りになっており、遺跡のほとんどが各方角に門を設けた、長方形の壁に囲まれている。

そして、アンコールワットを除くすべての遺跡が東を正門として「東向き」に作られているのに対し、アンコールワットだけが西を正門として、「西向き」に建造されているのだ。

これは、太陽がのぼる東を「生」、沈む西を「死」と考える当時の考えに基づいており、アンコールワットだけが「死」をイメージする遺跡である、という説があるが、定かではない。
アンコール遺跡の大きな謎なのだそうだ。

つまり、太陽が東側にある午前中は、アンコールワットは、正門から見て逆光になる。
午前中に東向きの遺跡を回って、太陽が西側に来る午後にアンコールワットに向かうのがセオリーらしい。

ということで、車でしばらく進むと、アンコールトムの南端にある「南大門」前に到着した。

南大門に向かう道は、周囲を囲む堀を渡る大きな橋になっている。
しかし、アンコールワットと違い、堀にはほとんど水がなかった。
橋の前で車を止め、門まで橋を歩いて渡る事にした。

橋の周囲は、おみやげや、飲み物を売る人々でごった返している。
もちろん、観光客も多い。白人系が目立つか。

橋の両側には、大きなヘビを脇に抱えて、綱引きのように引っ張っているというモチーフの石像が並んでいる。
石像の頭部は相当劣化して、顔の判別ができないものや、頭部がそっくり無くなっているものも多かった。

その橋の先には、高さ20mはあろうかという、石の門がそびえる。南大門だ。
門の上には、4つの顔を持つ仏の彫刻がなされている。

僕らは歩いて橋を渡ったが、車で橋を渡ることもでき、橋の真ん中を、バスやタクシー、バイクなどが渋滞を作っている。
面白いのは、その中に人を乗せたゾウもいることだ。
観光用でゾウに乗ってアンコールトムを巡ることもできるらしい。

ゾウ好きのエイコは大はしゃぎである。
確かに、渋滞待ちをしてちょぼちょぼと進むゾウは、ちょっと愛らしかった。
(続く)


posted by molten at 12:43| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Jet-Ragメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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