2005年10月23日

[0821 シェムリアップ(32)]

第55回。
オールドマーケットにいる人々の話です。

ではどうぞ。

せっかくなので、シェムリアップ唯一のコンビニであろう、「セブンブライト」に入ってみる。
自動ドアではなく、ガラスのドアだ。

近づくと、ドアの付近で小さな女の子が僕らに近寄ってきて、アイスの入っている箱を指さして「あれを買ってくれ」といったジェスチャーをしてきた。
こういう物乞いは、オールドマーケットの至るところで見られた。

エイコはこういう子供に厳しい。
「はたらけ、はたらけ」と日本語でまくし立てながら、無視して店の中へ入っていく。

確かに、アンコール遺跡では、物乞いではなく、水やアクセサリーなどを売る「はたらく」子供が多かった。
ソンディさんは「いまは なつやすみですね」といっていたが、学校を休んでアンコールで商売をし、夏休み後もそのまま「その道」を突き進んでしまう子供は多いのだそうだ。
もちろん、学校に初めから行っていない子供もいるのだろう。

中学生ぐらいの女の子が、赤ちゃんを抱いて物乞いをする、というのにも出会った。
陰に母親がいるのか、それともその子が母親なのかはわからない。

しかしここ、オールドマーケットには、それよりもインパクトのある物乞いがいる。
「地雷の被爆者」である。

昨日も見かけたが、片足を失って、棒きれを杖にして帽子にお金を入れてもらおうとする男の人がいた。

今日もその人が同じ場所にいて、僕らが少しでも店から離れると、積極的に僕らに接近して、「1ドル、1ドル」とせがんできた。
かわいそうだとは思うが、僕は「ソーリー」といって通り過ぎた。

実は、足を失いながらも、自転車を改造して荷物を運んでいる人や、絵などを描いて販売したり、楽器を弾いてお金をもらっている人は、他でも見かけた。
そんな中、ただかわいそうだからお金を払うというのは、働く人たちに対して失礼のような気がするのだ。

何かできることをやって、哀れみでないお金をもらう方法を考えて欲しい。
幸い、頭はついているのだから。

…と思っていたのだが、一人だけお金をあげてしまった被爆者がいた。
その人は両足が無く、腰にタイヤのゴムをはめて、R2-D2のような動きで盛んに僕の後を追いかけてきたおじさんだった。
シャツを脱ぐと、腹に切り裂かれたような傷もあった。
「ボム!ボム!」とおじさんは言う。

傷はわざと見せたのだろうが、この人にはこういう生き方しかないのかも知れない、と思ってお金を払った。
といっても、500リエルという古い紙幣で、日本円で15円ほどである。
おじさんは「サンキュー、サンキュー」としきりに礼を言い、去っていった。

お金をめぐんでも、拒否しても、気まずい。
どうにも複雑な気分だった。
(続く)

こういう人たちには、どう接すればいいのでしょう?


posted by molten at 13:29| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | Jet-Ragメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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