2005年11月26日

[0822 ホーチミン(18)]

第85回。
クルーズも最終回です。

ではどうぞ。

サイゴン川の船上でアオザイをほしがるエイコをなだめすかしていると、ふとステージの方で、打楽器系の軽快な音楽がかかり、肌をあらわにした女性がひとり、バトンのようなものをもって突如登場してきた。

ちょっとだれ気味だったお客も、その新しい展開に、視線を奪われる。
僕らも遠巻きにステージを見ていた。

女性は軽快な音楽に合わせて、くねくねと蠱惑的なダンスを披露している。
だんだんと、ステージの周りに客が集まり始めて、僕らの席からはステージが見えなくなってしまった。

前の方に行って見に行くのも面倒くさいなあ、と思っていたが、エイコはすでにレストランの外へ出て、船のへりにある通路を通り、窓ごしにステージが見える「特等席」の方へ移動していた。
隣のフランス人グループも、エイコにつられて外へ出ていた。

しかたがなく僕もビデオカメラを持って外へ。
レストランの外側は風が強く、ちょっと冷えるぐらいだった。
酔い覚ましか、ダンスを観たいのか、エイコの他にも何人か外に出ている客がいて、窓越しにステージを見ている人だかりができていた。

エイコはすっかりその人だかりに紛れている。
その一体感が面白かったので、僕は遠巻きにカメラを回す。

ステージ上ではさっきの女性が、バトンに火を付けてダンスしていた。
ファイヤーダンスだ。
そして、火のついたバトンを腕に当ててみたり、腰に当ててみたりして、その都度歓声があがる。

そして最後には、火のついたバトンの端を口にくわえ、火を消した。
エイコは大喜びである。

確かに面白いショーではある。
でも、忘れてはいけないのはここは船上で「ディナークルーズ」であることだ。
なぜ、船内を盛り上げらなければいけないのか。

それは、外は「タンカーまつり」だからである。
(続く)
いよいよ8月22日も終わりです。


posted by molten at 16:05| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Jet-Ragメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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